先週、コロナのワクチン1回目を摂取しました。
イギリスでは、今日時点では基礎疾患のある人に加えて40歳以上の一般人が接種の申し込みをすることができます。

巨大なワクチンセンターに加えて、総合病院サイズのやや大きめの病院で接種できるので、予約はすぐにとれる状態。ネットでNHS(国民健康保険)の番号を入力すれば簡単に予約できるし、日時の変更も可能。1回目の予約の段階で11週間後以降の2回目接種も予約ができました。

予約時間に病院にいくと、駐車場の先にプレハブのような建物でワクチンセンターが設置されていました。入口の手前でタブレットを持った係の人と、まずは名前と生年月日を確認。入口に入ると消毒、マスクを指定のものに付け替えて、「今日はアストラゼネカのワクチンです」と言われました。そして受付でもう一度名前と生年月日と今日の健康状態を確認。次に問診へと進みます。問診では既往症等の確認、最近他のワクチンを接種したか、コロナにかかったか、などを聞かれました。ニュースにもなっているアストラゼネカの副作用が気になったので、ここで相談をして、いろいろと話しました。なぜ血栓ができる可能性があるか、ごまかさずに説明してくれたし、単純に不安な感情についても、否定することなくゆっくり話してくれ、モデルナは今週どこの病院にあったか、ただし数が限られているから来週あるかは分からない。ファイザーは政府が追加発注をしたところだから、充足するにはもう少し待つ必要がある。(会社の同僚でファイザーを打っていた人が、なかなか2回目を打てずに待っていることも聞いていたので、そうなんだろうなと思ってました)。どうしますか?あとはUp to youだ、と。
確かに国としては予防接種を推奨しているけれど、やはり最後は自分自身が決めることで、すごくニュートラルな対応が、印象的でした。申し込んだんだから、もう打つよね?みたいな流れに飲み込まれる雰囲気は全くなくて、自分でHappy to doと言えなければ、次の列に進むことはない状況で、考えた結果、前に進むことにしました。ここで、シールをもらいました。これはかわいくてちょっとうれしい。

いよいよ接種のコーナーに。もう一度最後の受付で名前と生年月日を確認。接種後の説明書と接種したワクチンの種類・ロットが記載されたカードをもらいました(2回目の時に提示する必要あり)。

そして、注射ブースに行くと、お医者さん(何て呼べばいいんだろう?注射技師の方?)が、もう一度意思確認します。「Are you happy to get the vaccination?」(←正確な英語は怪しいですが)と。正直不安もあるけれど、打つと決めました、と答えたら、「難しい決断なのに、自分のため、そして周りの人のためにGet throughしてくれて本当にありがとう、感謝します」と言ってくれて、まさかここで感謝の言葉を受けるなんて想像もしていなかったので、思わず涙が出そうになってしまった、、、、。
そのあとは、How are you today?とか言われて答えているうちに打たれて、一瞬で終わっていました。

ちなみに、Volunteerいう名札を付けている人もいて、注射器にワクチンを移しているところや、打つところでもトレーニングをしていました。日本だったらちょっとびっくりするかもしれないけれど、これくらいの規模でワクチン接種を急速に進めるのって、そういうことなんだと思う。

気になる副作用ですが、私は運がよかったのか、ほとんどなし。インフルエンザの予防接種と同じくらいの、腕の打った部分の筋肉痛みたいなのが、翌日にあったのと、寝ている間の汗がいつもより多かったかな?というくらい。既に接種していた同僚は、ちょっとダルくなったとか、風邪のように微熱が出たとか、2日間は調子が悪かった、など様々だったので、本当に人それぞれみたいです。

このワクチンについては、情報もいろいろあるし、考えも人それぞれなので、何か「こう考えるべき」「こうしたほうがいい」と言えることはありません。

ただ、自分の感想としては、なんとなく、献血に似てるなって思った。
強制ではないし、やらない人が悪いとも思わない。ただ、自分は誰かの役に立つ(周囲のリスクを減らす)ならやろうと思った。自分のリスクを減らすのはもちろんなんだけど、これから自分が接触する人(知っている人&知らない人)に対しても、自分が打つことで、少しでも誰かを守ることができるなら、貢献したいっていうイメージ。
あと、安全については、絶対の保証なんてないのは分かっていて、自分の決断なんだと思う。もともと、インフルエンザの予防接種も毎年受けていたので、ワクチンが100%でないこともあまり抵抗がなかったのと、私はGeekだし、昔から新しいものやテクノロジーが好きで、初号機を人より早く手に入れて使ってみるのが好き。だから、今のところの統計情報を根拠に、自分は早めに試してみてもいいな、と思った、って感じかな~。

その日、年下の女性同僚(基礎疾患があって、もっと早くに接種していた)に、打ったよ~って報告したら「どう?Superwomanになった気分じゃない?」って言われて、笑えた。
確かに、打った後の光景は、食料の買い物と運動のためのウォーキング以外、ほほずっと家に籠っていたロックダウンの1年が明けつつあることと相まって、なんだか希望があるように思えたし、人とすれ違うことや電車に乗ることの怖さが減った気がする(自分が感染すること、自分が媒介になるかもしれないことの両方の怖さ)。
帰り道に、今まで入ったことのなかったカフェに入って、コーヒーをテイクアウトしちゃったりして(笑)、自分が新しいフェーズに入った気分になりました。

冬には毎日恐ろしいほどの数だった、イギリスのコロナ感染後の死者数も、急速に減ってきて、店が開いている、街に人が出ることができる、なんてすごいことなんだろう、、、と感動するし、多くの人が不安を持ちつつもワクチンを打った結果、こうして人が外で活動できるようになったんだな、ってしみじみ思いました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です