The world’s longest running play, Agatha Christie’s The Mousetrap.
世界で最も長く上演している演劇、アガサ・クリスティのマウストラップ(ねずみとり)を観ました。今年で上演70周年。今日が何回目の上演か、チェックしそびれましたが、2018年には27,000回を超えているらしい。
実は約4年前にも観ていたのですが、当時は英語の聞き取りも至らず、細かいところはよくわからなかったので、もう一度チャレンジ。というか、誰が犯人だったかも、すっかり記憶がなくなっていて、新鮮な気持ちで観れました。

このお芝居には、いろいろなルールがあって、観客が守らなくてはいけないお約束は、劇場の外で結末を教えてはいけないこと。
お芝居を上映している限りは映画化しないこと(権利は、孫の9歳の誕生日にプレゼントされたけど、当時の本人は全く嬉しくなく、自転車が欲しかったとか)等。
なので、演劇の学生が発表会でやろうとしても、結末を演じられないため、他で演ずることはできず、メディアもレビューに結末は書けません。
先日、ある本屋さんのコンシェルジュさんに聞いところ、アガサ・クリスティ財団の意向で、イギリスでは本も出版しないようにしていて、劇場でしか知ることのできない、アガサ・クリスティのミステリーとなっているとのこと。
(原作はアメリカでは「Three blind mice」、日本では「ねずみとり」で出版されているので、イギリス以外では読めますし、今はAmazonで入手できてしまいますが)
原作のThree blind miceは、Queen Mary(現エリザベス女王の祖母)の誕生日プレゼントとして執筆されたもので、最初はラジオで上演されたものが元になって、劇場版になったそうです。
他のアガサ・クリスティの小説と違い、現在のショービジネスも含めたいろいろな背景を知ってから観るのも、さらに楽しめます。
私自身は、ミステリー好きの母の影響をどっぷり受けて、子供の頃は、小学校の図書室にあった海外ミステリーは全部読んだと思うし、母が持っていたアガサ・クリスティとコナン・ドイルも全て読んだ幼少期でした。
高校生以降は、ほぼ読み返すこともなく、もうタイトルしか記憶がないくらいになっていましたが、Mousetrapを見て、登場人物の一言一句、小さな挙動にも注意して、ストーリー進行と共に謎解きをする楽しさを久しぶりに思い出し、子供の頃の母と過ごした記憶、なんともふわっとした柔らかい感じも、一緒に蘇った気がします。
ミュージカルはもちろん面白いですが、やっぱりストレートなお芝居も面白い!と再認識(そういえば、元演劇部だしw)
実は、このお芝居は、イギリスに来たばかりの頃に通っていた英会話学校の先生に紹介してもらったのです。使っている英語もわりと易しい(確かに歴史が長いから、現代のスラング的な要素はない)、比較的ゆっくり話すし、ストーリーが分かりやすいから、大丈夫だよ、と。
今日も100%聞き取れてなかったけど、それでも、すっごく面白かったです。
あと、オフィシャルサイトで、毎朝10時から当日券が出ます。ほとんどは最前列で、数に限りがありますが、お芝居の最前列は、迫力あるし、リーズナブルに観たい、思い立ったが吉日、な場合にはおすすめです。
The Mousetrap at St Martin’s Theare
https://uk.the-mousetrap.co.uk/
The mousetrapの歴史&背景など(アガサ・クリスティ財団のページ)
https://www.agathachristie.com/en/stories/the-mousetrap