Ten Arguments For Deleting Your Social Media Accounts Right Now – Jaron Lanier

ずいぶん前に買った本なのですが、電車の中などでちょこちょこ読み進めて、今年に入って読み終わりました。
タイトルの通り、ソーシャルメディア(SNS)を止めるべき理由が書かれているのですが、やめるやめないは別として、自分のデータがどうやって収集されて、自分が見ているものがアルゴリズムによってどう歪曲されているか、というのを知った上で使うことで、自分自身がソーシャルに操作されない一助になるのではないかと思います。

特にネット業界の裏側に普段から触れていない人は、一読することで、日々のソーシャルメディアの受け取り方が変わるのではないかしら。

私自身は、普段からデジタルマーケティングの仕事をしているので、書かれていることは、ほぼ理解していたし、全く大げさではなくその通り、だと思いましたが、それでも、改めて本を読んで認識することで、日々の生活の中でも少し距離を置いたり、客観的に見てみることができると思いました。なかなか全部やめるというところには至らないのですが。

きっかけは、Netflixの「監視資本主義」(Social Dilemma)を見て、ソーシャルメディアを使う時間を減らそうと思ったこと。
一度1週間、ソーシャルメディアを開かないと決めて、チャレンジしたことがありましたが、日常の中でいかに、スマホのアイコンを開くことが習慣化されているか、通知に誘惑されているか、気づきました。そして、私がみんなの投稿を見ようが見まいが、私が投稿しようがしまいが、世の中は何も変わらないし、誰も気にしてない、という事実にも気づいたり。

全然話は違うのですが、昨年の4月からYahoo! Japanのコンテンツにイギリスからはアクセスできなくなりました。理由は欧州の個人情報保護法(GDPR)に対応できない(おそらくコスト的にROIが取れない)ということでしたが、これまでYahooニュースで日本のニュースをチェックしていた自分としては、しばらく不便を感じていました。しかし、よかったことは、Yahooニュースのコメントも見れなくなったこと。なんやかんやで、いつも一般人の意見や感想を面白いと、読んでいたのですが、いざアクセスできなくなってみると、朝の電車の中でコメントを読むのに使っていた時間が節約され、基本的に攻撃的なコメントに精神を乱されることもなくなり、、、そもそもあのコメント欄は、一般人を代表しているわけでもない、と改めて思いました。イギリスに住んでいる友人とも、「いやー、ヤフー見れなくなって、コメント読む無駄な時間がなくなってよかったよねー」「精神衛生上もいいわ」と話してました。

今の若者に取って、ソーシャルメディアは、我々世代のテレビのようなもので、我々が子供の頃も、テレビばかり見ていると害があるという議論はあったし、祖父母の家では民放はよくないからNHKしか見ないなど、よくある話でした。ただ、テレビと違うのは、テクノロジーによって、私たちが理解しきれないようなスピードで、裏側が進化し構築されていること。全てなかった時代に戻るのは無理なので、せめて、何が起きているのか、どんな可能性があるのか、理解した上で使うのが重要な一方で、それ自体もとても難しくなっているのかもしれません。


自分がどうやってソーシャルメディアを使っていくのかも、まだ模索中ですが、Facebookを中心に近況を投稿せず、Blogに戻ってきたのも、ちょっとした考えだったりします。

そうこう言っているうちに、時代はメタバースやAIの議論に。。。


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Ten Arguments For Deleting Your Social Media Accounts Right Now – Jaron Lanier


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日本語版

今すぐソーシャルメディアのアカウントを削除すべき10の理由 (ジャロン・ラニアー)

英語版

Ten Arguments for Deleting Your Social Media Accounts Right Now (English Edition) – Jaron Lanier

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