ヴィクトリア&アルバート美術館でやっているGabrielle Chanel Fashion Manifesto展に行ってきました。
洋裁作りが好きな私としては、必ず行きたかった展示なので、やっと行くことができました。
今回初めて知った&印象的だったのは、シャネルの初期は帽子をデザインしていて、パリのカンボン通りのブティックでも最初は帽子だけを売っていたとのこと。
もうひとつは、一度は引退してたシャネルが70歳になって復帰したのは、クリスチャンディオールが「クチュール界で成功できているのは男だけだ」的なこと(←詳細な表現は忘れてしまったのですが)を言ったことに怒ったことがきっかけだったとか。この点は諸説ありますが。
あと、第2次世界大戦時にウィンストンチャーチルに宛てた手紙や、ドイツの諜報活動をしていたことなど、この時代を生き抜いたシャネルの暗い一面も知ることができる展示は面白かったです。こういう展示は欧州ならではの切り口かもな~と思ったりしました。
展示の全体は、初期のドレスやコートから、ブラックドレス、そして有名なシャネルスーツまで。以前V&Aで開催されていたDior点が、Dior後を継いだ歴代デザイナーの作品も含めて展示していたのと比べ、今回はシャネル自身の生涯に焦点を置いてます。


昔、日本で洋裁を勉強していた時に、師匠が、個人所有のシャネルスーツをもってきて目の前で解体し、中の縫製がどうなっているか見せてくれたことがあります。ひとつひとつの縫い代の処理の方法、様々なところに、美しく見せるための工夫ととてつもなく丁寧な仕事が隠されていて、このようなオートクチュールブランドの服が高いのは、単なるブランド名ではなく、職人たちが使う時間と作業の反映なんだと感動した記憶があります。(そもそも、その高いスーツの縫い糸を躊躇なく切って中を見せてくれる先生にも、衝撃を受けましたが、、、)
ガラスケースの中に入ってはいるものの、たくさんの本物の服を間近で見ることができて、とても刺激になりました。ちょっと刺繍の課題が忙しくてなかなか服作りができないのですが、うー、何か作りたい、、、。

この展示は9月から来年の2月までやっているのですが、現時点でチケットは売り切れ。
もしかすると、時々少量の追加チケットが出るかもしれないですが、どうしても見たい人は、V&A美術館の年間メンバーになれば、予約なし&追加料金なしで入ることができます。
https://www.vam.ac.uk/exhibitions/gabrielle-chanel-fashion-manifesto